海外から外国人の先生が来た。
教授の知り合いで、とある病気に自分の名前がつくような超研究者らしい。
もう80をまわるというのに精悍な顔つきで研究に対しての姿勢が凄い方だった。
せっかく日本まで来たので、ということで専門についてセミナーをしてくださる事になった。
しかしここに大きな問題があった。
実はその先生の専門はうちの研究室の分野とは割と離れているのである。
果たして、僕らはせっかくしてくださるお話を理解できるのだろうか。
少なくとも内容として、僕は全体の半分くらいしか理解できないと思っていた。
そして更なる問題、というか当たり前なのだが。
セミナーは英語であった。
英語のリスニングが出来るか、といえばまぁ出来ない。
おそらく僕の研究分野を英語で説明されたらこれも半分くらいしか分からないだろう。
これが二つ合わさると悲惨な事になる。
単純に計算して、50%の50%である。25%である。
25%しは話が分からないとなるとどうなるか。
話してる内容の4分の1どころではなく、言葉が飛び飛びにしか耳に入ってこない。
なんとかスライドを見て理解しようとするが、スクリーンには見慣れないグラフが並ぶ。
結果、全体の1割理解出来たかどうかという恐ろしい状況になった次第である。
悔しいというか、みじめというか……むごたらしい…………
仕方がないのでサウスパークを見て勉強しようと思う秋の夜長。
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