2018年2月7日水曜日

本との出会い(幼少編 後編)

怪談ブームで多くの怪談本が出たと前回言った。
その中でも小学生たちが揃って読んでいたのが「学校の怪談シリーズ」である。
学校の怪談のシリーズを名乗る本の中に異色の存在があった。

ハニ太郎シリーズである。
どこが怪談なのかは全く分からないが、ナンセンスと下品を極めたような漫画である。

主人公の家に突如やってきたはにわ。
傲慢なはにわの機嫌を損ねるたびに、はにわビームでこんにゃくにされる家族。
なぜかコンビニでバイトして廃棄の弁当を取り合う二宮金次郎。
説明していて意味の分からなさに頭が痛くなるが、どういうわけかこの漫画が図書館に全館揃っていたのである。

つまりは僕の非教育漫画へのスタートラインはハニ太郎なのである。
大いにスタートダッシュを間違えた気がしてならない。
フライングに近い。反則である。

まぁそんなわけで漫画へのスタートを切ってみると、実にこの漫画というやつが面白い。
区の図書館には寄付なのんか何なのか、いくらか少年漫画少女漫画がならんでいた。
こうなると片っ端から読む以外はない。

とりあえず『落第忍者 乱太郎』を読み(アニメでは『忍たま乱太郎』である。落第は使えないらしい)、『ちびまる子ちゃん』を読み、『らんま1/2』を読み、と若干世代が上の漫画を読み漁ることとなった。この辺りから既にジェネレーションに断層が生まれ始めていた。

それでもいわゆる『ジャンプ』などの雑誌は中学生が読む漫画と心得ていたので、読むことはなかった。銭湯で風呂上りに瓶チェリオを飲みながら読む程度である。
隠れながら『いちご100%』を読んでいた。

その他はみんなと同じように『コロコロコミック』で『コロッケ』や『でんじゃらすじーさん』を読んでいく。
前に紹介したゲーム『ジャックxダクスター』もコロコロで漫画が連載していたのだが、多分知っている人はいない気がする。割と面白かった。

ここまで書いて、「これは漫画との出会いではないのか?」と思ったので、当時好きだった小説について語りたい。

『ハリー・ポッター』はちょうど時期がかぶっていたので全部読んだ。
『ダレン・シャン』『デルトラクエスト』も読んではいたが、好きだった女の子が読んでいたから読んでいただけで、別にそんなに好きというわけでもなかった。
そういった系列では『バーティミアス』が一番好きだった。映画化して欲しい(どうやら話はあったが実現しなかった模様)

その他に『怪人二十面相』『怪盗ルパン』『ずっこけ三人組』『シャーロック・ホームズ』など図書室の定番本はとりあえず読んだ。
あと、学校の図書室にあった数少ない漫画として『はだしのゲン』も読んだ。

鬼太郎が変な薬を打たれて大海獣になる漫画?も記憶に残っている。
そのシリーズで、人をさらって魂を抜いて、ひとだまの天ぷらを作るレストランの話が好きだった。

僕が通っていた公文式にも児童書が幾らかおいてあり、そこに『西遊記』『ながいながいペンギンの話』や『ちびっこ吸血鬼』があった。吸血鬼の妹が可愛くて大好きだったのを覚えている。

まだまだ語り足りないのだが、書ききれないので、ここで筆をおく。
また、思い出したり読み返したりしたときは何か記事として書きたいと思う。


成長した今、図書館や書店で児童書の棚に立つことは少なくなってしまったかもしれないが、今一度そこに立ってみて欲しい。
きっと色々な思い出が本の思い出と共に浮かんでくると思う。


P.S.
「はやみねかおる」については今度まとめようと思っている。
待っていてほしい。

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