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2018年1月31日水曜日

ダブルチーズバーガー改造計画

マクドナルダー(マクドナルドが好きな人間)、名古屋地区代表のジャネイロです。
ハンバーガーが美味しい季節になりましたね、みなさんハンバーガー食べますか。

去年の暮れからマクドナルドでやってたキャンペーン、ちゃんと把握してますか。
ダブルチーズバーガーに何かが起こっていたんですよ!!!

テンションを出し切ったので、いつものテンションに戻ります。
ダブルチーズバーガーといえば、マックの定番メニューの一つ。
マクドナルドの総選挙でも優勝した、いわばマクドナルドで一番の人気商品です。

そんな完成されたダブルチーズバーガーに手を加えてキャンペーン商品なんて作れるはずがない、ということで食べにいってきました。

まずは「トリチ」ことトリプルチーズバーガー。
総選挙優勝の公約で前回ごくわずかな間だけ販売されたトリプルチーズバーガーが帰ってきました。前回は食べ損ねたので、すでに嬉しい!!
さてお味は……

美味い。
パティ(肉)とチーズのバランスはダブルチーズバーガーの時のまま、単純に1.5倍の迫力になったジャンクフード感びんびんの最高なバーガーです。


やっぱりパティとチーズは1:1だよなー。
なんてことを考えながら、次は「チーチーダブチ」ことチーズチーズダブルチーズバーガーという(頭の悪い)バーガーを頂きます。
このバーガー、いつものダブルチーズバーガーに、通常のチーズとは違う種類のチーズが2枚挟まれています。
絶対チーズ多いって……
さてお味は……


美味い。
やはりチーズの味が前面に出てはいますが、肉の味がチーズに包まれ、まろやかながらも絶対的なコクで殴られます。これもジャンクフード感強い!
正直、チーズチーズダブルチーズバーガーはレギュラーにして欲しいぐらい好きだった……


さて、実は今週からもう一つのダブルチーズバーガーが販売されています。
その名も「ダブダブチ」ことダブルダブルチーズバーガー!!
パティ4枚、チーズ2枚の圧倒的ボリューム!!
からだ巡り茶で広末涼子が浄化出来るなら、ダブダブチはだいぶ濁らせられそうですを
さてお味は……


美味い。
が、チーズの味がほとんどしない……
肉とチーズのバランスがあまり良くないです。
たぶんチーズなくてもそんなに味が変わらないのでは??
ボリュームがあるのはいいんですが、チーズバーガーではないですね。
ここは更にチーズ2枚追加で、チーチーダブダブチにして欲しい……


さて、そんな感じで3種のバーガーを食べたわけですが、僕はやはりチーチーダブチが好きでした。追加のチーズはコクが豊かで最高でした。

ダブルチーズバーガーキャンペーンはこれで終わりのようですし、僕はまたビッグマック、ポテトL、コーラLの生活に戻ろうと思います。
また新商品出たら食べに行きます。

2018年1月22日月曜日

カレー

カレーが大好きだ。
というか日本人の95%は夕食がカレーライスだったら嬉しいはずだ。
僕もテンションが上がるので、いつも叫びながら布団に飛び込んでいる。

高校生の頃から自分でカレーライスを作り始めて十年弱たつ。
そうなってくると、こだわりが出てくるような気もするが、相変わらずカレールーを使う日々である。

カレールーはゴールデンカレープレミアムを使う。
他のやつより高い分、香りが良い。
一晩寝かせると香りが飛ぶので早めに食べたいところである。

にんじんと玉ねぎはざく切り。
しっかり玉ねぎを炒めると確かに美味しい気がするが、面倒なときは軽めでも構わない。
じゃがいもは大きめに切ってレンチンしてルーをとかした後に入れる。
じゃがいもが溶けてルーの味がぼやけるのがちょっと嫌なのである。
肉は適当だが、鶏ももが一番楽に美味しい。

カレーを自分で作り始めるきっかけになったのが、高校の図書館にあった水野仁輔の『カレーになりたい!』である。
まずこの水野仁輔という人がただものではない。
近年はカレースターとして活動しているが、関わってきたカレーに関係する書籍の数は100冊を超え、あちこちで出張カレーを作ったり、様々なカレーイベントを企画したり、と日本カレー界の顔とも呼べる人物である。

この『カレーになりたい!』はカレーにのめり込んでいく中で、友人たちに「将来的にどうなりたいのか」と聞かれ、「僕はカレーになりたいんだよ!」と言った、というエピソードから始まる。いい意味で一線を越えてしまっている。

とにかくこの本からは水野仁輔の並々ならないカレー愛がばしばし伝わってきて、僕はその気に障てられてカレーを作り始めた。

水野仁輔の本は何冊か持っているのだが、なかなか実践につながらないのは、1つ2つでも材料を揃えるのが面倒に感じる僕のズボラさ故である。
だが、その中の数点でも活かしてみると確かにカレーが美味しくなった気がする。

もしかすると、自分で手をかけてカレーを作るとより美味しく感じるのかもしれない。
「カレーはルーの箱の裏の作り方で作るのが一番美味しい」と最近Twitterなどで見かけることがあるが、元はといえばこの話を作り出したのも水野仁輔である。
氏がTV番組でやった実験の結果であるのだ。
しかしそれは「万人受けする美味しさ」であり、隠し味や独自の手法を入れることで「その家だけの美味しさ」が作られることもまた事実だ。
と後に水野仁輔は語っている。

一応外でもカレーを食べにいくのだが、困ったことに僕は辛いものが食べられない。
甘口と中辛の中間くらいが一番好きだ。

インドカレーは大体の店は味が似たり寄ったりだが、どこも美味しい。
ちょっとこだわった店だと個性が出てたりする気もする。
なんだかんだバターチキーカレーが一番美味いような気もする。

いわゆる家カレーみたいなカレーだと、何だかんだ言ってsora cafeのカレーが好きだ。
喫茶店のカレーは辛さが選べない事が多く、頼んでみたら辛くて辛い事が多い。

最近はタイカレーも食べたいと思うのだが、少し敷居が高い。
ただココナッツミルクのコクには中毒性があるのか、一度食べると何度でも足を運びたくなる。安いレトルトを買ったらコクが全く無かったのでもう買わない。

カレーうどんだと黒川の鯱乃家が最高なのでぜひ行ってほしい。
「若鯱家」という名前を今の若鯱家に取られた悲しい店である。元祖若鯱家なのだ。

レトルトカレーは味の違いがよく分からないので、いつも70円くらいのショボいカレーを買っている。学食のカレーのような安い味もこれはこれで美味い。
もちろん無印のレトルトカレーは美味いのだが高いからなかなか買えない。
最近はカレーメシにはまってしまって、コンビニでご飯を済ます時は必ずカレーメシにしている。まだ食べてない人は今すぐ食べて欲しい。

ところで今日はカレーの日らしい。
ということで今からカレーメシを買いに行こうと思う。
カレーを食べよう。カレーは薬膳。カレーは人生。

2018年1月16日火曜日

ドクターペッパー

ドクターペッパーの味は説明しやすいようで説明しづらい。
というか、説明しても分かってもらえない。

大学生協にも置かれているが、中高(一貫だった)の自販機でも売られていたので、かれこれ12年はドクターペッパーとの付き合いがあることになる。
なんだか心が昂ぶった時に買っているような気がする。

そうして一人ぐびぐびと飲んでいると味を聞かれる事が多い。
「飲んだ事がない」というのは分かるが、「どこで買ったの?」と聞かれる事もあるのが謎だった。
清涼飲料水の棚を端から端まで注視することに幸せを感じる僕のような人間は、見慣れないものや、味の想像がつかないものを、とりあえず買う。
しかし、どうやらサブカルを拗らせていない人間は、自分が普段買う商品以外には目がいかないようなのだ。
これは大きな発見であった。

それで味だが、僕はいつも「杏仁豆腐」と答えている。
飲めば分かるが杏仁豆腐をサイダーにしたものに近い。したことはないが。

そもそも杏仁豆腐を薬っぽいという人も多いことから分かるだろうが、ドクターペッパーも割と薬っぽいから楽しみにして欲しい。
(ちなみにルートビアほどではない)

大学生協が近くにない人はビレバンを探して欲しい。
ただビレバンの飲料水、店舗によって何故か品揃えが全然違う。
そして高確率で何故かチェリーフレーバーのドクターペッパーしかない。

良い炭酸ライフを送って欲しい。

2018年1月5日金曜日

板チョコ

コンビニやスーパーでチョコレートを買おう、と思った時に何を買うか、というのは重要な問題である。ここで買う種類によって性格が分かると言っても過言ではない。

僕が選ぶのは板チョコである。故に僕は質実剛健な男だと導ける。
理由は自分で考えてくれ。ここは学校じゃないんだ、かといって遊び場でもない。
いいやつばかりじゃないし、悪いやつばかりである。

そんな生粋の板チョコ派の僕を近年悩ます事がある。

板チョコが軽い!!板チョコが軽い!!!
なんなんだ!!この満足感のない重量は!!!
板チョコを製造する菓子メーカーがこぞってチョコレートを小さくしている。
このサイズでは満足などできるものかっ!
しかし、より大きいサイズの板チョコは高い。
あの最近OLに人気のチョコは特に高い。
大体「形の違いで色々な味わい」などあるものか。そもそも板チョコなんて買ってる奴に微細な違いなど分かろうはずもないだろうが、常識で考えろ。
ウォンカチョコは板チョコかどうかも疑わしい。ビレバンも近くにない。

ガーナはどうしたんだ。
振るとカタカタ鳴るぞ。箱ごし手に悲しいバイブレーションが伝わってくる。
いつからそんなにスマートになったんだ。
そもそもガーナの暴力的な甘みはなんなんだ。美味いけど。

meijiの板チョコはケースがない分スマートなボディがむき出しになってしまっている。
肉をつけろ。歩留が低すぎる。あっという間に食べ終わる。
味は相変わらずバランスが取れてて一番食べやすい。

Morinagaはそもそも売ってない。味がわからない。
文字の書体が気に入らない。デカい。そんなに美味しそうじゃない。
見ないから細くなったかも分からない。細くないならもっと売ってくれ。
細くなったならロゴも小さくしてくれ。

バリューブランドの板チョコについては言うことがない。
プライドを感じないプラスチック包装を裂くが、中のチョコレートがむちゃくちゃ出しづらい。
裂いてるから長辺方向に切れているが、そもそも板チョコは短辺方向に切るものだろう。だから出しにくいんだ。

こんな感じではもう100円で板チョコを買って満足する時代は遠くなりにけり。
仕方がないから、意外と安いコアラのマーチを食べている。


追伸 :
きのこの山とたけのこの里のアソートパックがあるのは周知だと思う。
こないだ、大きな袋に「たけのこの里」だけの小パックが入っているアソートがあった。
大きなパッケージにたけのこだけが並んでいて、とても寂しい気持ちになった。
だいぶ排他的な里なのだろう。

2017年12月20日水曜日

ルートビア

当初は「炭酸飲料」、もしくは「人を選ぶ食べ物」というタイトルをつけようと思ったのだが、とても一度に読める文量に収まらないだろう、ということで「ルートビア」とした。

そもそもルートビアを飲んだことがある人はどれほどいるだろうか。
学生生協では毎年「沖縄フェア」なるイベントが開かれる。
ルートビアはそこに必ず並んでいるため、祭り好きの学生諸君は知っているかもしれない。
そして、そこに並んでいる、という事象から「沖縄に関連のある飲料なのだろう」という予測もつくと思う。

茶色い缶に大きく「A&W」のロゴ。
そして商品名は「ルートビア」

どうもぱっと見で得られる情報が少ない。
現に初めて見た人達からは「ビールなのか」という質問もよく出る。
しかし、これはれっきとした清涼飲料水である。
もし、何かの系列に並べよ、と言われたならば、僕はコーラの系統に含めても良いのではないかと思う。これは諸説あると思う。

「A&W」とはアメリカを中心に展開するレストランチェーンである。
そしてアメリカだけでなく、沖縄にも店舗を展開している。
那覇空港にもA&Wの店舗があり、沖縄に行った際は必ずそこでハンバーガーを食べていた。(最近は沖縄自体行っていない)
アメリカの店舗を知らないからなのか、僕にはレストランチェーンよりもハンバーガーショップのイメージが強い。

余談だが「恋物語」で戦場ヶ原と貝木が会話をしてる最中に描かれた那覇空港は懐かしかった。沖縄を描かずに那覇空港だけを描くのは渋く美しい。
余談終わり。

これで沖縄フェアと「A&W」の繋がりが分かったと思う。
さて、その「A&W」に行くとジョッキで頼めるのがルートビアである。
しかもこのルートビア、ジョッキで何回でもおかわり自由である。最高か。

つまり「A&W」ルートビアとは、A&Wが自社ブランドとして発売しているルートビアのことである。
この言い方が引っかかった方もいるかもしれない。
「まるでA&Wブランドじゃないルートビアがあるみたいじゃないか!」と思うかもしれないが、実際にあるのでこういう言い方をしている。
日本でたまに見かけるのはDad’sのルートビアである。味はほぼ同じ。

ここまで来た、ようやく味の話が出来る。
ネタバレになるので、先入観なく飲みたい人は、週末にビレッジバンガードなどで購入し、飲んでから読んでほしい。

ルートビアの味を一言で言うと「湿布」である。
より詳しく言うと甘い湿布である。湿布シロップの炭酸割りである。
味は甘いのだが、湿布の香りがとても強く、無視するのは不可能である。
しかし、癖のある食事に通ずることであるが、慣れるとそれが癖になる。

ルートビア、あぁルートビア、ルートビア。
と沖縄を訪れた芭蕉も詠んでいる。
さぁ、ルートビアを飲もう!一口飲めば、頭の中は沖縄一色だ!
本来はアメリカの飲み物だが。


P.S.
最近ルートビアの仲間である「黒松沙土」を飲んだ。
読み方が分からないが、僕は「サード黒松」と呼んでいる。隠し球が上手い。
ルートビアに薄いフルーツジュースを混ぜたような不気味な味だった。
また飲みたい


一緒に読みたい食べ物の話
・クワイ
・卵かけご飯

2017年12月19日火曜日

卵かけご飯

こだわりがあるかないか、で言えばこだわりのない人間ではない、と思う。
寝る時にどこから光が漏れていれば気になるし、ボールペンはなるべくsignoのキャップ式以外は使いたくない。
その一方で、3日間同じ服を着ていても気にならないし、3食4食カレーが続いても全く問題ない。カレーの場合はむしろ嬉しい。6食9食続いてもいい。

こだわりというのはなるべく持たない方が生きやすいに違いない。
目玉焼きが出された時に醤油だのソースだのいちいち注文をつけたりする必要もない。
さらに「料理店は必ずソースも一緒に出すべきだ」というような、はた迷惑なこだわりを持っている人は、ソースが出てこないたびにイライラするだろう。
その点、僕は目玉焼きなら醤油でもソースでも塩コショウでもなんでも良いため、ストレスレスに黄身と白身をつるっといける。黄身は半熟が良い。

一方で、こだわりが全くなければ、生き方に筋が無いように感じる。
こだわりとは「美学」である。
美学を持った人間は美しい。角度にもよるが。
僕は余分なこだわりが贅肉のようについているので、いささか不健康である。
しかし、贅肉だっていくらかは必要なのだ、とうそぶいてみる。
マシュマロ男子万歳。

ところで、料理へのこだわり、となるとまた話が混雑する。
大体、多くの人は料理をしないし、食に関してもそれほどこだわりがない。
しかし、というべきか、故に、というべきか単純な「料理」に関しては色々と紛糾することとなる。
つまり「卵かけご飯をどう作るか」である。

「卵の白身は分けるべきだ」という隔離主義者がいれば、「卵の白身と黄身をよく混ぜるべきだ」という同和主義者や、「卵の白身と黄身を混ぜ過ぎないべきだ」という多文化主義者がいる。
(白身だけ固まるくらいにレンチンすべきだというグルメ気取りもいる)

その他、「卵を直接ご飯の上で割る」「卵は小鉢で醤油と混ぜる」「小鉢で混ぜるが醤油は卵をご飯にかけてからかける」などなど、細分化されている。

一見こだわりがなさそうな人が、卵かけご飯に関しては熱く持論を展開するから面白い。
見た目からその人が「どんな卵かけご飯を作るのか」を予想するのはとても難しく、世界中の学者が頭を悩ませている。(これをTKG予想と言う)

これは海外でも同じなのだろうか。
アメリカではトーストに何を塗るかで喧々囂々の騒ぎとなり、イタリアではパスタに何をいれるかでみなが侃々諤々であろう。

最近、TKG予想がついに解かれたとの報道が世を賑わしている。
AIが顔写真から卵かけご飯の作り方を予測する日も近い。


追伸:
余談になるが、僕の卵かけご飯の作り方は「ごはんに醤油をぶっかけ、上に卵を落として軽く混ぜる」やつである。
また、僕の一番好きなトーストは「スキッピーのクランチピーナッツバターを厚塗りして、上からブルーベリージャムをいっぱい塗る」やつである。
後学に活かして頂きたい。

せっかくだから食べ物つながりで一緒に読む→「クワイ」

2017年12月11日月曜日

クワイ

今まで生活の中で全く意識していなかったものが、ある日を境に立て続けに目に飛び込んでくることがある。
「え!すごい偶然!」
と思ってみるが、実のところ普段から身の回りに頻出していたものに、ちゃんと目を向けていなかっただけだったりする。

そんな物の中で、この時期になると決まって思い出すものがある。

クワイである。

ある日、友人に買い物に誘われた。
「今度柳橋に行くんだけど、行かん?」
なんでも家族で年末年始の料理の材料を買いにいくらしい。
せっかくなので僕もついて行かせてもらう事にした。
早朝、友人の父の車で柳橋に向かう。
僕は友達とゲームや漫画の話をしながら、少しばかりのドライブを楽しんでいた。

友達の家から名古屋駅まではそれほど遠くなく、30分もしないうちに柳橋の近くまでやってきた。
「そういえば今日は何買うん?」
僕はふと思い浮かんだ疑問を友人にぶつけてみた。

友人は外を眺めながら、
「んー、まぁ値段にもよるけど魚とか昆布とか」
と返してきた。
その時、友人の母が会話に入ってきた。
「あとはクワイとかね」

KUWAI....??

僕の頭に疑問符が連続タップされる。
(クワイとはなんだろうか、そんな物は聞いたことが無いぞ)
頭の中で様々な考えがポップコーンメーカーのように飛び跳ねた。
(クワイとは食べ物なのだろうか、それとも年末年始に使うしめ縄的なサムシングなのだろうか...)
しかし、そんな物なら今までに聞いたことがあるはずだ。
逆に奇異な習わしであるなら、当然のように自分の前でクワイなどと言わず、もっと人の目を忍んで内々で取引をしているはずである。

(あっ、そうだ!)
僕は思いついた。
(きっと聞き間違いだったんだ!)
思いついた最大限の解決策であった。

「あークワイも毎年使うしね」
僕がひねり出した「聞き間違え案」は友人の返答によって棄却された。

困った。どうやらこの世にはクワイというものが存在するらしい。
このままでは「クワイも知らない世間知らずの田舎者」の烙印を押されてしまう。
それから僕は「あー知ってるよ、クワイね」という態度を取り、なんとかその場を凌ぎ切った。

僕はそのクワイ事件から一週の間にクワイという文字を3度見る事となった。
僕は驚嘆した。
なんということだろうか!クワイはこれほどに世の中に溢れていたのだ!!

僕は憤った。クワイという名前をしておきながらなぜ芋なのだ。
里芋も山芋も薩摩芋もちゃんと芋と名乗っているではないか。
芋を名乗らないのはキャッサバ君ぐらいのものである。
外国かぶれも甚だしい。
芋とついていたならば、僕も「はいはい、芋ね」と振る舞えたではないか。

しかし、それから10年ほどたちWikipediaをふと見てみたら、「桑芋」又は「河芋」が転じたという説を目にした。
なんということだ、「クワイ」はあだ名だったのだ。
僕はあだ名をつけられただけの芋を不当に迫害していたのだ。
僕は謝罪の意を込めて今日の記事を書くに至った。

僕は君の事を誤解していたよ、クワイ。
24年間食べたことがないけれど、いつか食べてみようと思うよ。

2017年12月4日月曜日

名峰マウンテン

名古屋には山がある。
その名を喫茶マウンテンという。

大学から約一駅と少々のおつりを歩くと看板が見えてくる。
雪の残る山に赤い文字で店の名前が書かれている。
駐車場には千葉や神戸など日本各地から来た車が停められている。
ここは名古屋の名峰なのだ。

ある人は「食への冒涜だ」と憤り、ある人は「普通のメニューは普通」と意味のわからぬ事を言う。僕にとってここはレジャーでありスポーツであり、まさに山だと思っている。

名古屋に住む人間のほとんどが知っていると言っても過言ではない(かもしれない)、この店の看板メニューこそがあの悪名高き「小倉抹茶スパ」である。
小倉は美味い。小倉抹茶も明らかに美味いだろう。だが小倉抹茶スパはどう考えても美味しくはない。そして実際美味しくはない。
抹茶の「粉」を混ぜ込んだであろう熱々のパスタ。
その上に無残にもかけられた生クリームとあんこ。
そして何故か更にその上に乗せられた果物。
一見美味しそうには見えないのだが、食べてみると驚くことに美味しくない。
ただ不思議と(ぎりぎり)食べられないことはない。
そのため残す事が罪悪感となり、人はなんとかこれを食べきろうとする。
これを人は「登山」と呼ぶ。

正直に告白すると、僕は昔からこの山に憧れていた。
その名前を初めて聞いた時、僕は「奇食の館」というホームページに辿り着いた。そこに載せられていた百鬼夜行の皿々に僕は魅せられた。
そして大学に入った僕は、晴れてマウンテンに連れて行かれる運びとなった。遭難しかけながらも山を登り切った。山頂から見た景色は別に綺麗ではなかったし、晴れやかな気分でもなく、むしろ気分は悪かった。

それからも何度も僕は山を登った。
何故、そんなに辛い思いをしてまで山を登るのか。
「そこに山があるからだ」
そう先人は言葉を残した。

だが、時が流れるにつれ僕は山に登る事が減った。
そしていつしか、僕は山に登らなくなった。

悩み考えた
「何故山に登らないのだろう」
いや、むしろ
「何故山に登っていたのだろう」
そして気づいたのだ。
僕は見たかったのだ。
山に登った事がない者たちが苦しみながら登山をする姿を。

というわけで今度誰かを連れてマウンテンに行きたい。
大人しく連れて行かれそうな人間を探している。

2017年11月20日月曜日

市場

家の近くに市場があった。
「いちば」と読む。
もしかしたら「しじょう」だったのかもしれないが、僕たちは「いちば」と呼んでいた。

コンクリート打ちっ放し、と言えばお洒落な感じもするが、実際は薄汚れたコンクリの建物だった。
薄暗い中に幾つか店が入っていて、肉屋やら魚屋やら、そういったいかにも「昔ながら」というような趣の店ばかりだった。
そしてどの店もお婆さんが白い蛍光灯の光の下で、時たま来る客の相手をする以外は、世間話をしたり、ただ天井やら部屋の隅やらを眺めていた。
お爺さんはいなかったような気がするが、覚えていないだけなのかもしれない。

そんな市場に僕は友達と中高の6年間よく通った。
テスト期間や夏休みや、時間があるときには決まって市場の中にあるうどん屋でカレーうどんを食べた。
うどん屋は背中の曲がったおじちゃんと元気なおばちゃんが二人で回していて、僕らはカレーうどんの大盛りに七味をかけて食べるのが習わしだった。
時間によってはもううどんの麺が出切っていて、おじちゃんが「別の麺でもいいか?」と聞くので、そういう時は仕方なくカレー蕎麦や、カレーきしめんを食べる事になった。
カレー蕎麦はもちゃつきが強く、カレーきしめんはきしめんをべらべらする度にカレーが飛び散った。

うどん屋の隣には駄菓子屋があって、そこで駄菓子を買って、友達の家でゲームをしながら食べた。プラスチックの柔らかい容器に入った、洋ナシ型のチューペットのようなジュースを買って、あえて底に歯で穴をあけてて飲んだ。
母は汚いからやめろと言ったが、その飲み方は6年続いた。
あとは適当に安いチョコやらガムやらを買って食べた。
水に入れるとコーラやソーダになる粉薬みたいなやつを、そのまま口に流し込むのもよくやった。口の中が泡でぶくぶくになって楽しい。

そんなことを犬山の駄菓子屋を見て思い出した。
市場はもうなくなってしまって、代わりにスギ薬局が建った。
そこでカップ麺を買ってきて家で食べた。うまかった。

2017年11月19日日曜日

油分

「歳をとった」と感じたのは先日行ったラーメン屋でのことだった。
オススメされた「牛すじまぜ麺」を注文し、運ばれてきた物をかっこむ。
しかし、食べられない。
牛すじに関わらず、肉の脂は好物であったはずだ。
それにも関わらず、半分食べたところで牛すじが全く喉を通らなくなった。
頭で考えていた自分の年齢と、本当の身体の年齢が一致した瞬間であった。
その衝撃たるや。

しかし、油物というのは美味い。
今日は犬山のクラフト祭りに後輩の演奏がてらデートとしけこんだ。
とりあえず串カツを4本買う。
焼きそば、カレー、フランクフルト、メンチカツ、試食の豆、みかんアイス、二度目の串カツ、甘酒とひたすら食べる食べる食べる。
中でもここの串カツはたまらなく美味い。
毎年欠かさず食べまくり、毎年欠かさず胸焼けをする。

今年は美味しいデザートを後輩に教わった。
「あげパンソフト」
目の前でお姉さんがコッペパンを油に突っ込む。
カリカリジュワジュワになったパンに、ソフトクリームを挟み込む。
揚げ物と甘味(しかも冷たい)が合わさった、「魔の食べ物」誕生だった。
味は申し分なく美味しく、ウキウキで食べ切り、油物とアイスの組み合わせに抜群にお腹を壊し、帰りの電車で苦しんだ。また食べたい。

2017年11月14日火曜日

バナナ

Hi!!エブリバディ!!!
みんなはバナナ好きかい!? 僕はもちろん大好きさっ!!!

えっ??? 私はバナナが好きじゃないって???
特に青臭いスメルが受け付けないって!?!?

おいおい、ちょっと待ってくれよガール!!!
君はバナナの熟成ってもんが分かってないぜ!!!
どれぐらい分かってないかって???
ワイフが僕の気持ちを分かってくれないのと同じくらいさ!!!
(HAHAHAHAHA)

バナナを熟成する方法は簡単、君だってすぐに出来ちゃうぜ!!!
まずは紙袋を用意してくれ!!
おいおい、ちょっと待ってくれよボーイ!!!
それはなんだい?? ビニール袋?? 袋なら同じだって???
ノンノンノン、それが違うんだ、よーく聞いてくれよ!!
紙袋とビニール袋の違い、それは空気をよく通すかI. NA. KA!!
実は適度に水分が飛ぶことが熟成には大切なんだ!!!!

紙袋にバナナを入れたら、数日ほど暗い場所に置いてやってくれ!!
バナナをベイビーみたいに、ゆっくりおねんねさせてやるんだ!!

そうするうちにバナナにシュガースポットが増えていくんだぜ!!
これは外に放置して熟成した時よりも若干茶色いのが特徴だ!!
そしていざバナナの皮をむいてみると…………アンビリーバボゥ!!!
バナナの皮が極薄になっちまってるんだ!!!
これが紙袋熟成のだいごみだ!!! 極薄バナナにワイフも大喜び!!!

味は甘みが増して、熟成を重ねるほどにアルコールのような風味が増していくぜ!!
さあユーも、レッツ バナナ エイジング!!!!

2017年11月13日月曜日

外食

東京に「原価率研究所」というカレー屋さんがある。
200円という破格の値段でカレーを提供しているお店なのだが、前にインタビューの中で「味をあえて落とした」と答えていたのが印象的だった。
なぜ落としたかといえば、その店の理想は「毎日食べられるカレー」だったからだ。
つまり、美味しすぎるカレーは毎日飽きずに食べることが難しいのだ。
これは外食において必ずしも「味」が最上位にこないことを意味している。

人はそ外食に何を求めるだろうか。
一番単純なところに「腹を満たしたい」という願望が位置するだろう。
料理しなくて良い、という利便性も重要だ。
また「まだ食べたことがないものが食べたい」という興味・好奇心が多くを占める時もあるだろう。
ポイントを貯めたいというマニア精神のためや、インスタ映えする写真や話題作りのために外食することもある。
さらに、大盛り、ゲテモノのようなアトラクションとしての機能を期待することもある。
考えてみると「味」以外の要素はとめどなく思いつくだろう。

コンフォート・フードという概念があって、心地よい記憶と結びついた食事はその人にとって特別な存在になりやすく、なかなか断つことが難しいそうだ。
家庭で家族団欒で食べた料理などが特別な存在になるだろうことは想像に難くないし、「おふくろの味」に一役買っているのかもしれない。

マクドナルドにはかつて店舗の横に子供のアスレチックスペースがあったものだ。
ここに連れてこられた幼児はマクドナルドを特別で素敵な場所だと記憶に刻み込むだろう。アメリカでは以前そんな理由から社会問題になったこともあるらしい。

自分は何となく「美味いものが食べたい」という理由で外食をしていたつもりだったが、思い返してみれば上述の理由が少なからず関わっているように感じるし、もしかすると「味」の面をそうした要素が超えているものもある気がした。

そんなことを思いながら板チョコをほおばっている。

P.S.
喫茶マウンテンに美味しさを求めたことはない。念のため。

2017年11月8日水曜日

君はバーガーキングを知っているか

バーガーキングが好きだ。
バーガーの王を名乗っているだけはある。
バーガーキングはハンバーガーではなく「バーガーキング」である。これは以前の記事を読んだ方なら納得して頂けると思う。共感はしなくても理解はして頂けると思う。

君はバーガーキングの店の前に立ち、自動ドアが開くと共に店内へと入る。
レジの前に立ち注文をする。もちろん選ぶのはワッパーだ。
バーガーキングでこれは譲れない。小腹程度であってもワッパーを選ぶべきである。
なぜならワッパーこそがバーガーキングの全てであるからだ。
直火で焼かれたパティの香ばしさ、甘露がごときソース、ちょうど良いバンズが素晴らしい。そして、なんと言っても野菜が多い。マクドナルドでは姿を消したトマトも立派にご健在である。
(念のために言っておくと、ワッパーとはデカいバーガーである。ダブルチーズバーガーよりもデカい)

あとフライドポテトが美味い。
フライドポテト、フレンチフライ、チップス……好きなように呼んで欲しいが、店によって結構ばらつきがある商品である。
おしゃれに皮付き半月に切られたポテトよりも、マクドナルドのようなスティック状のポテトが僕の好みだ。
想像して欲しい。
マクドナルドのポテトを一回り太く、よりホクホク、薄カリにしたポテトこそがバーガーキングのポテトである。脂もマクドナルドより上品な味がする。
(時々祭りで売っている細くてカチカチの洋風芋けんぴのようなポテトや、「モチモチ」という名のだるだるなポテトは論外である)

さて、ウィークポイントとしてはマクドナルドよりも若干値段が張る。
しかしマクドナルドの値段も上がっている昨今、少し贅沢してバーガーキングを食べてみることをお勧めしたい。
名古屋ならば千種イオンと上前津に店舗を構えている。
是非一度足を伸ばして欲しい。
(正直なところワッパー以外の商品は僕には響かなかった。ワッパーを食べろ)