2018年3月9日金曜日

スライ・クーパー2

前にスライ・クーパーについて書いたが、ちょうど先日2をクリアした。
というわけで今回は前の記事がなんのことか分からない人には、更に困惑を深める内容となっている。

スライ・クーパーは怪盗ゲーと言いつつもコースゲーだった、ということは前回書いた。
「クラッシュ・バンディクーかよ!」と思った。
ところがスライ・クーパー2はゲームシステムが大きく変わっている。

まず、前作は「コースをこなして鍵を集め、ボスのところにたどり着く」ゲームだったが、今回はステージ上のミッションをこなしてクロック・ヴェルクのパーツを盗み出すのが目的。ちゃんと「怪盗ゲー」として成り立っている!!
(ルパン三世みたいな怪盗である)

前作では一発KO残機制で色々と不満もあったが、今回は体力性残機なしに変更されている。そのため難易度はやや低下。が、テンポは良くなっている。やり直しもし易い。
チェックポイントがやたら多くてストレスが溜まりにくい。

またプレイヤーキャラクターに、前回はサポートに徹していた亀のベントレーとカバのマーレーが追加。今回は各キャラクターの個性を活かしたミッションをこなしていくことになる。
なぜか今作ではマーレーがパワーキャラとなっている。前作では敵キャラから逃げ回るだけだったのに...成長したな...
(なお前作の「凄腕ドライバー」という特技は忘れ去られている)

敵キャラの体力が増加し、クーパーでの基本プレイは戦闘を避け、隠れながら進み、後ろから暗殺、というのも怪盗(?)らしくていい。(アサシンかもしれない)
一方でマーレーなら正面から挑んでも二発でKOでき、知能派のベントレーは睡眠弾と爆弾で進んでいく、というキャラごとの差別化もお見事。
(キャラ性能差がただの劣化キャラを作りがちなだけに上手だと思う)

さて、特に今作で素晴らしいのはストーリーである。
スライ、ベントレー、マーレーの友情が結構描かれていて、中でもベントレーが一人で敵のアジトに仲間を助けに行く物語は熱かった。

また前作ではそれほど知能派な面が見えなかったベントレーだが、今作では複雑(本当に複雑)な怪盗計画のほぼ全てが彼の発案である。
この遠回りで地道な怪盗計画が、作戦を実行してる感を増してくれる。面白い。

エンディングは次作につながりを残していて、さて3ではどうなるのかワクワクである。


おいっ!!



P.S.
実はPS3で1-3作を収録したパックが販売されているそうなので、興味がある人はこの機会にぜひプレイしてみてください(Amazonリンク)





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