2017年10月24日火曜日

ポーション

諸兄におかれてはご存知かもしれないが、疲労の癒しに食事は適さないのだ。
いやしい我等は疲れただなんだと言っては揚物だの焼肉だのとを喰い散らし、余計に栄養を摂りすぎる。そして鏡の前で太り過ぎた身を嘆き、嘆き疲れてはまた喰う以外の術を知らぬ。
寝るのである。
食事は血糖値を上げる事しか出来ぬ。多少は頭の疲れが癒えるかもしれぬが、身体の疲れが癒えようか。そして必要以上の甘味を取っていないとどの口が言えようか。
身体の疲れを、頭の疲れを、神経の疲れを、心の疲れを癒すには、寝るのである。
寝ることにこそ全力を注がずしていかに生きよう。
目を閉じ、鼓動の数をつぶさに数えよ。
さすれば道は指されん。

0 件のコメント:

コメントを投稿