2017年10月23日月曜日

コーヒータイム

特に好きじゃないというくせに、最近コーヒーを飲む癖が付いている。
歳を取ると飲み物で甘味を摂るのが嫌になってくる、という取るに足らない小噺を馬鹿にしていたのだが、いつの間にか飲み物で甘味を摂るのが嫌になってきた。
そんなわけなので徹底的にブラックしか口にしないのわけだが、やはりなんというか大好きというわけでもない。
ただ食後に一杯あおるとなんだか胃腸がすとんと落ちて、整頓されたような落ち着きが得られる。味覚が成長したというか、良い整腸剤を見つけた。
むしろ飲まないと何か足りなさを感じる。
つまりは日々一歩ずつカフェイン中毒に近づいていっている。

コーヒーを飲み初めて、「美味しい」コーヒーの存在はよく分からないが、ようやく「不味い」コーヒーの存在を確認・認識できるようになってきた感がある。
新しい物に触れた時に初めは何も感じないフラットなものが、いつの間にか針がふらっと好きやら嫌いやらに振れて、そうなってくると自分の中で新しいジャンルの認知がまとまり始めたようなそんな感慨を得る。

そんなことをまずまず不味くはないコーヒーを飲みつつ思った。

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