2018年3月13日火曜日

生活を手に

「生活」というのが手から離れていっていないだろうか。
生活に必要な物は全てお金で揃う時代である。
普段は働いてお金を稼ぎ、そのお金で食事や衣服を購入する。
(僕は稼いでいないが)

近代社会では分業・専門化が進んでいって、いわゆる「衣食住」から仕事も日常の生活も離れていきがちである。
そうなると僕らは中間の「お金」というものを右から左に流すだけになりがちだ。

そんな生活を続けていくと、「生きる」ということが手から離れていっているように感じることがある。
「生きるため」に働いていると言っているが、本当に生きていくための行為なのか。
そんな疑問が浮かぶ。

という思いもあり、あえて専門に逆らってみることがある。
自分の普段作らないような料理を作ってみる。
自分でちょっとした小物を作ってみる。

最近は破れたジーパンを利用してカバンを作ってみた。
あまり人の目の近くに持っていける出来ではないが、少なくとも物は運べそうだ。

こうして手を動かして「生きる」ことに近い仕事をこなす。
すると少し生きている実感が増すような気がするのだ。

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